2016年10月03日更新
奥深いニューバランスの世界。型や価格が違う訳
憧れのブランド靴って買おうとするとある程度予算が思い浮かびます。ところがニューバランスは値段の幅が広い!履きなれているから次もニューバランスでと検討して、気に入った型をチェックしたら値段が桁違いなんてことも。ニューバランスってなぜあんなに違いがあるんでしょうか。
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廉価版バージョンの展開をしている
M576。数千円代のスニーカーとどこが違うのか悩みます。ニューバランスって数千円から数万円まで幅広くリリースしています。値段差の理由のひとつが廉価版展開。M576という型番の商品、科学に基づいた素材でイギリスでひとつひとつ職人のクラフターが手縫いしています。まるで革靴のように作られたスニーカーなのですが、よく似たデザインでML574という商品があります。これはML576の廉価版として登場したと言われています。
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素材が異なるML574
ML574。M576との違いを探すのはパッと見難しいML574はML576と何が違うかといえば、ひとつには素材です。特にソールが違うので軽やかさと安定感など、履き心地に差が出てきます。またフラッグシップモデルという最高級モデルの場合、ニューバランスの技術を集結させた商品になり、高額になります。
ソールは特に違いがあるパーツです。ENCAPというソールはEVA素材をポリウレタンで包んだ軽やかなソールですが、C-CAPは安定感がある素材です。廉価モデルはENCAPを採用されているケースが多い印象です。※例外もあります。 -
生産国でも価格差が…!
職人の手作業で作るイギリス型番、素材の他に生産国でも違います。アジア圏で生産した商品は廉価版の普及モデルが多く、大量生産で生産されています。熟練の職人が作る欧州生産品と違い、人件費やコストが大幅に変わるので、非常にコストに差がでるのです。ベトナムや中国の大量生産モデルではないものは、イギリスなどで生産されています。
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防水やスウェード使いのコアモデルも
素材が合成繊維に合皮一見同じように見えても、防水機能が違ったり、レザータッチの素材を使っていたり機能と技術が存分に活用されているのが、コアモデルです。型自体が近くても、職人が作る履き心地の良さや機能の良さに雲泥の差があります。これこそ価格差の理由です。
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ニューバランスの価格差はクラフトマンシップと素材と技術の結晶
他のメーカーの追従を許さないほどハイレベルなクラフト技術知れば知るほど奥深いニューバランスの世界。素材や技術に対する絶対的な自信と、熟練のクラフターのプライドと熱意を感じます。上質なニューバランスのスニーカー。いつかその本当の価値を知って、その良さに浸って愛用したいものですね。