2017年12月27日更新
化粧品の成分表示に注目!有効成分の解読方法
スキンケアに欠かせない化粧品類。では、どの有効成分がどんな症状に効くのか、ご存知でしょうか?成分をきちんと理解することで、自分の肌に合った化粧品選びができるようになります。ここでは、そうした化粧品の成分表示についての解読方法をご紹介します。
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化粧品の主な成分は?
化粧品の主な成分を知ろう!化粧品は主に「水」「油」「添加剤」の3つからできています。
その中で水が8割ほどを占めていますが、普通の水ではなく、浸透圧を上げるために調整された特別な水(精製水)を使用していて、化粧品が肌になじむのを補助する効果があります。次に油ですが、これには植物由来のものと鉱物由来のものが主に使用されているようです。そして添加剤は、本来なら混ざらない水と油をつなぎ止める役割を果たします。界面活性剤や防腐剤・増粘剤などがそれにあたり、化粧品を構成する大事な要素です。 -
成分表示の見方は?
成分表示を見て含まれているものをチェック医薬部外品以外の製品には、基本的に含有量の多い順に並んでいるのが普通です。ただし、1%未満の成分については順不同で列記されており、化学名が漢字やカタカナで表記されています。
ただし見方で注意が必要なのは、表示名に「油」とついているものでも実は添加剤であったり、「〇〇アルコール」と表記されていても油である場合などがあるようです。また敏感肌の人が気にするアルコール入り成分は、「〇〇エタノール」と表記されていても、その全てがアルコールを含んでいるわけではないので注意しましょう。 -
化粧品の種類についてのアレコレ
化粧品は用途や個人の肌に応じて種類も色々化粧品には無添加系という表示がありますが、これは肌に対する効果として安全性に疑問が残る成分を使用していないという意味で表示されており、表記のとおり添加物を使用していないという意味ではありません。
オーガニック系の化粧品には、成分表示に*印がついていますが、先ほど紹介した見方に注目して成分表示のなるべく前に来ているものであるかどうかで、有効成分が多く含まれているものだと判断することができるでしょう。また、単一の成分から作られているオイル系の化粧品も極少数ですが存在しています。 -
効果のある有効成分
どんな症状に、どの成分が効くのかを知ろう化粧品には様々な有効成分が含まれています。どんな症状に効果があるのかは、実際の有効成分が含まれているかどうか、またその含有量はどのくらいかを見極めておくのがいいでしょう。そこで、化粧品を使用する主な症状についての有効成分をいくつか紹介します。
・肌荒れなどによく効く成分
アラントイン、グリチルリチン酸
・シミやソバカスに効く成分
アルブチン、ビタミンC
・アクネやニキビに効く成分
イオウ、サルチル酸
本当に自分に合った化粧品を選びたい方は、成分や含有量、目的の症状に効く有効成分を覚えておきましょう。 -
肌の悩みを解消するのが化粧品の役割
化粧品をうまく使ってお肌をケアしよう化粧品は本来、肌の問題を解消するのが目的です。自身の肌がどのようなトラブルを抱えているのかを見極めれば、有効成分と照らし合わせて、数ある化粧品の中から最適なものを選ぶことができるでしょう。