2016年09月05日更新
難しくない!回らない寿司店での基本的なマナー
昔は回らない寿司店が主流でした。ですが、時代が進むにつれて高級料理店として位置づけられ、今は回転寿司店とは一線を画した表現がされています。そんな回らない寿司店では、細かなマナーがあります。ここでは、回らない寿司店でのマナーをご紹介していきます。
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かつては大衆料理として親しまれていた寿司
寿司は元来、庶民の味江戸時代の寿司は、いわゆる大衆料理として親しまれていました。現在のような庶民が入りにくいというイメージができてしまったのは、回らない寿司店ですごすマナーが一般常識として失われてしまった結果です。例えば、注文する順番は味が淡白なものから濃いものの順に注文する、箸を置くときは箸先を器に乗せておくなど、現在ではあまり見られなくなった習慣が寿司屋にはあるのです。
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間違って使っている寿司店の専門用語
どこかで間違って認識された寿司屋の専門用語「ガリ」「アガリ」という言葉は、寿司店における専門用語にあたります。よく聞く言葉ですが、客が寿司店で専門用語を使う必要はありません。通の人という振る舞いをしたいがために使ってしまいがちですが、専門用語は本来、店員が使うものであって、客が使うのは間違いです。
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寿司店では、においが移りそうなものを控える
寿司店でタバコを吸うのはNG行為!寿司店では風味や味、香りを楽しむ場でもあります。そういった場所でタバコを吸ったり、香水をつけていくことはNGです。タバコの場合は残り香でも迷惑にあたるので、外で吸うことも控えてください。タバコを長時間我慢できない場合は、ガムなどで代用するといった配慮をしましょう。
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お寿司の食べ方のマナー
醤油はネタにのみつけるのが鉄則!お寿司の食べ方にもマナーがあります。基本的には、一貫を一口で食べることがセオリーで、箸で切ったりすることはマナー違反です。とはいえ、手で食べるか箸で食べるかという点は議論があり、実際にはどちらでもいいことになっています。また、醤油はネタに少しつける程度がよく、お寿司を食べ終わったあとに皿に醤油が残っていないのが理想的です。醤油のつけ方は、お寿司をひっくり返してつけることがマナーです。そして、出されたらすぐに食べるようにしましょう。
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長居は禁物!お店への配慮を忘れずに
楽しくても長居はしないのが寿司店のマナー寿司店は回転率が非常に重要なお店です。新鮮なネタをできるだけ多くのお客さんに味わってもらえるように、仕入れ管理が他の飲食店と比べてシビアになっています。そのため、食べ終わってからもダラダラとお店に居続けるのはマナー違反です。理想的な滞在時間は一時間半、お酒込でも二時間に留めておきましょう。
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難しいと思いがちな寿司店のマナー
マナーを知っていれば寿司店は怖くない!細かな点ではありますが、回らない寿司店のマナーは、それほど難しいものではありません。知っておくことで堂々と寿司店に入ることができるようになりますし、この人は作法を知っていると、認識してもらうこともできます。ビジネスマンならば、営業の関係でつき合う機会もあるので、ぜひとも身につけておきたいところでしょう。