2015年10月09日更新
『世界一美しい丘上都市』イタリア崖の上の街オルヴィエートの魅力
イタリアの都市旅行に飽きたらぜひ、行ってほしい!知る人ぞ知る崖上の都市オルヴィエートの楽しみ方
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まるで天空に浮かんでいる街!イタリアの城塞都市オルヴィエートの魅力
ローマ、フィレンツェ、ミラノ、ヴェネチア、ナポリetc.、イタリア旅行の主要観光地に行き飽きたらぜひ訪れてほしい崖上都市「オルヴィエート」。城壁に囲まれ、謎に包まれたその中には『世界一美しい丘上都市』と世界中の旅行者が絶賛の歴史ある街並みが広がっています。
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ローマ、フィレンツェから日帰り可能。崖の上への移動は絶景のケーブルカー
ローマから鉄道で1時間10分、フィレンツェから2時間10分程度で行けるウンブリア州テルニ県にある人口約2万1000人の都市オルヴィエート。鉄道駅からケーブルカーに乗り換えて崖上に移動。途中眼下に広がる雄大な景色も最高ですが、徐々に謎めいた城塞都市に近づくワクワク感がたまりません!
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まずは手つかずの中世の街を散策
「ウルブス・ウェトゥス (urbs vetus)」(ラテン語で「古い町」の意)と呼んだのが、訛って「オルヴィエート」になったと言われています。その由来の通り、城壁に囲まれたオルヴィエート市内には新たに住居建築が禁止されているため、街並は今なお中世の面影を残しているところが多く、小道が入り組んだ美しい街並に並ぶ建物は凝灰岩(tufo トゥーフォ)からできていて、黄色がかった自然の色が、中部イタリアの素朴で親しみ深い雰囲気を醸し出しています。
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街のシンボル歴史的建造物にも注目!
ロマネスク・ゴシック建築の宝石と称されるオルヴィエートのドゥオーモ(大聖堂)は、1290年に着手され、3世紀の年月をかけて、建築家30人以上、彫刻家150人以上、画家60人以上、モザイク師90人以上という多くの人々によって建設されました。空高くそびえる塔、太陽に燦然と輝く鮮やかなモザイクの見事さはいつまでも見ていたいくらいの美しさです。礼拝堂の中に飾られる美術品も必見。中でもルカ・シニョレッリという画家作のフレスコ画の色鮮やかさは圧巻の迫力です。彼の名を知る人は少ないですが、あのミケランジェロが大絶賛した作家で、ここに飾られるフレスコ画にインスピレーションを得て有名なシスティーナ礼拝堂の「最後の審判」が完成できたという逸話も残っています。
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食事も楽しみオルヴィエート。名物はイノシシと白ワイン!
トスカーナ地方などでよく食べられる「チンギアーレ(イノシシ)」は、オルヴィエートのレストランでは定番メニューとしてラインナップされています。煮込み料理もおいしいですが、イノシシ肉ソースのパスタが絶品です!お土産ではイノシシのハムやサラミも売っています。もう一つの名物は「白ワイン」。礼拝堂のフレスコ画家ルカ・シニョレッリは絵を描く対価としてお金ではなく、この白ワインを報酬として望んでいたという話も。オルヴィエート・クラシコという銘柄が日本でも安価で手に入れられるワインとして有名ですが、ぜひ現地で飲んでほしいです!
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大きく広がる空の下で飲む白ワインが最高!
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手工芸が盛んな街としても有名。お買い物も楽しめる!
古代ローマ時代から陶器の生産が盛んで、その独特の鮮やかな絵付けの器が飾られるお店に目を魅かれます。また、オルヴィエート・レースと呼ばれる繊細なレース編みが有名で、世界中のアンティークコレクターがひそかに買い付けにくるほど。都会で買うよりもリーズナブルに入手できるので、一生ものの財産として購入してみては。
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マニアにはたまらない繊細なオルヴィエートレース
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なんといっても崖の上から見下ろす絶景!
一通り観光したら、最後に城壁からの絶景を楽しんでください!一面に広がる色綺麗なイタリアの農園が目に優しく、旅の疲れを癒してくれます。この崖の上の城壁があったので、街の安全が保たれ、都心部に比べ治安もよく、夜の独り歩きも安心と言われています。ぜひ夕日を見ていってほしいです。
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オルヴィエート最後の楽しみ
まだまだ魅力はたくさんあるのですが、最後に。暗くなってからの見上げるオルヴィエートもまた違った顔を見せて最高です!下りのケーブルカーを降りたら、ぜひ崖の上を見上げてください。「あー、名残惜しい。。」そういう方のために、鉄道駅そばにステキなワインバルがあります。幻想的な夜景のオルヴィエートを見上げながら、思い出のオルヴィエート白ワインをまた味わってください。くれぐれも終電の時間には気を付けてくださいね!
----引用元記事----
ホンネde旅コラム http://ap-travel.com/blog/real_intention/20151009
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