2015年08月16日更新
ゾッとする美しさが魅了する!非現実な世界の廃墟
美しくも不気味な廃墟は、人がいた痕跡だけ残して美しく切なく、どこか怖さを感じさせる光景。一部では観光地化してしまうほどのインパクトを持つ廃墟。世界中にある廃墟をご紹介します。
-
明治日本の産業革命遺産が世界遺産へ。退廃した廃墟は美しい
日本にも多く残る廃墟。先日ユネスコで世界遺産に明治日本の産業革命遺産が登録されました。中には当時は活気があったものの今では人が去ってしまったところも。時代の移り変わりの儚い美がそこにはあります。世界遺産という単語につられて、気になっているそこのミーハーなあなたにも心に響く美しくも衝撃な廃墟をご紹介します。
-
軍艦島
打ち捨てられたアパート群かつて海底炭鉱で栄えた軍艦島。今では閉山に伴い生活基盤だった建築は風化して崩れ落ちています。青い海に浮かぶ廃墟の島は老朽化のため、立ち入り禁止。行ってみたいけれどいけないジレンマ。2015年、世界遺産に登録されることになったのでもうちょっと行きやすくなるかもと期待してしまいます。
-
グルジア西部にあるアブハジア自治共和国の廃駅
グルジア西部にあるアブハジア自治共和国の廃駅どこに電車が停車するのかすらよくわからないほど緑に飲まれた白い駅。もうちょっとした遺跡ですよね、これは。人がいなくなっても、自然はただその場所で時を刻んでいると実感。斜陽でおだやかな景色に誰もいない妙な浮遊感が漂います。
-
奈良ドリームランド
空も不気味な人がいない作られた街並みかつては日本トップの遊園地だった奈良ハイランドパーク。すっかり客足が途絶えて閉園となってしまったその後、土地の買い手がつかずに廃墟へと変わっていきました。木製ジェットコースターや懐かしい遊具がメンテもなく放置されている状態で、心霊の噂まで出る始末。錆びついた遊具が突如動き出しそうな怖さがあります。
-
ポーランドの邸宅
王族の邸宅おとぎ話がリアルに再現されそうな古びた邸宅。ポーランドの王族のための屋敷だったけれど、ソビエト崩壊後に廃棄された結果、こんな姿に。農業学校だったり精神病患者に使われたりと紆余曲折ありげな建物には念すら感じます。この門を崩ればその先はこの世のものではないのかも…
-
フランスのセイント・エティエンヌの教会
荘厳さだけが残る不思議な空間何かを思い出すと考えてみたら某ファンタジーゲームでした。教会が崩れてしまって草が生え、蔦が這う姿は、幻想的。手前に小さな川ができていて、合成写真なのかと思うほど。差し込む光に、人が去っても神は残っている、そんな気になります。
-
ナミビアの砂漠の廃墟
シュール絵画のような世界砂漠に飲まれた街の廃墟は家の中にまで砂が入り込み、砂の海に溺れていくようです。扉の先にあるまた次の扉も砂に埋まった光景がなんとも奇妙。どこか別の世界に紛れてしまいそうになります。
-
時の流れの有給と残酷さを感じる廃退美
南西フロリダの無人島、アメリカ廃墟の世界はかつて誰かが暮らしていた記憶の痕跡が描く芸術ともいえるかもしれません。人がいたから存在し、人が去ったから朽ちていくその世界は刹那的ですらあります。自然が関わりながら人の痕跡を地球に戻しているようです。近くを旅する機会があれば一度訪れてみてはどうでしょうか。踏み込めないその一歩。その先に何か起きているかもしれません。