2015年08月04日更新
【一番美味しいハチミツが決定!】『第1回ハニー・オブ・ザ・イヤー』最終審査&記者発表会報告
昨日お伝えした『第1回ハニー・オブ・ザ・イヤー』の最終審査&記者発表会に出席してきました!栄冠はどのはちみつに?そして編集部の予想は当たるのか?
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審査員は錚々たる顔ぶれ!
14:00からスタートした記者発表会。
審査員の一人でもある、日本はちみつマイスター協会 代表理事 平野のり子さんによるご挨拶に続いて、審査員の紹介です。
□江上栄子さん(江上料理学院 学院長/名誉フードコーディネーター)
□新田恵利さん(タレント/はちみつマイスター)
□箕輪玖美さん(モデル/はちみつソムリエ)
□田中淳夫さん(特定非営利活動法人銀座ミツバチプロジェクト副理事長)
□木村幸子さん(洋菓子教室「トロワ・スール」主宰/はちみつスイーツ研究家)
錚々たるメンバーで何故か関係ない妄毒まで緊張(笑)。 -
審査は試食しながらの公開方式
本日も試食アリ♪最終審査は審査員が試食の後、それぞれコメントをする公開審査方式で進行。それぞれのはちみつへの審査員コメントを抜粋でご紹介します。
① 三ヶ日みかん(静岡/長坂養蜂場)
透明感があり、しっかりとした糖度と爽やかな花の香りのバランスが良い。朝食のトーストなどによく合いそう。
② 瀬戸内レモンとみかん(広島/Honey Honey Honey.)
爽やかな酸味と味わうほどにコクが広がる。野生味と鼻に抜けるスパイシーな後味が印象的。
③ クリームリンデン(ロシア/Prioda)
クリーミーでありながら後味がスッキリしており、舌触りも滑らか。疲れた時に紅茶に入れたい味わい。
④ 森のはちみつ(エチオピア/アフリカンスクエアー)
舌触りの良いザラザラ感。チーズにのせるとワインに合いそう。
⑤ レザーウッドハニー(オーストラリア/リアルフード・ドット・ジェイピー)
食べる香水と言われている通り、香りが良い。ハチミツというより花のコンフィチュールを思わせる。タスマニアの自然を口にしているような感覚。
ちなみに取材陣にも試食を用意していただきました!
審査員の先生方のコメントを聞きながらのテイスティングは、一般試食とはまた違った味がするような気がします(笑)。 -
トークセッションでは興味深いお話が続々
各業者さんの資料もそれぞれ個性的ここで10分の休憩。この間に別室で審査員の先生方が話し合い、各賞の受賞はちみつを決定するとのこと。
休憩の後はトークセッションです。
テーマは「はちみつの味わい方、楽しみ方」。例えば…
「瓶に少し残って固くなったはちみつの活用法」
少し水をいれて待てば、栄養を損なうことなく溶ける。逆に、温めたり、火にかけるとせっかくの栄養成分を逃すことになるので注意。
「夏バテ防止のメニューへの活用」
『焼き豚』の味付けにお酒、醤油、砂糖の代わりにハチミツを使うと栄養値が高くなり、カロリーは控えめに。仕上げの際、もう一度、ハチミツを塗ると肉の照りがさらに良くなる。
…などなど、参考になる豆知識をたくさん聞くことができました。 -
お待たせしました!いよいよ発表!
審査員の先生ももらい泣きついに各賞の発表です!
まずは一般試食投票による「来場者特別賞」から。
受賞したのは…「クリームリンデン(ロシア/Prioda)」!
そして栄えある初代ハニー・オブ・ザ・イヤーは…「レザーウッドハニー(オーストラリア/リアルフード・ドット・ジェイピー)」に決定しました!おめでとうございます!
「三ヶ日みかん(静岡/長坂養蜂場)」、「瀬戸内レモンとみかん(広島/Honey Honey Honey.)」、「森のはちみつ(エチオピア/アフリカンスクエアー)」は、それぞれ優秀賞を受賞!
リアルフード・ドット・ジェイピー代表の高橋さん。ハニカムデザインにさりげなくダイヤがあしらわれたトロフィーを手に、受賞コメント中に感極まって涙する姿が感動的でした。
何と1人で輸入代行業を営み、時には1トンにもおよぶ量を取り扱うことがあるとか。販売用の瓶もご家族に手伝ってもらいながら手作業で消毒しているそうです。 -
終わりに…
最後にみなさんで記念撮影授賞式の後は質疑応答と、平野さんの総評を経て、無事閉会と相成りました。
編集部の予想は惜しくも的中とはいきませんでしたが、最終選考に残った5品は、いずれも素晴らしい味と香りが楽しめる至高のはちみつばかりでした。
花の種類と同じ数があると言われるほど多種多様なはちみつ。一匹のミツバチが一生をかけて集めるはちみつの量はなんとティースプーン1杯ほどとのこと。
「ミツバチ、そして自然からの贈り物であるはちみつが生態系や地域環境に目を向けるきっかけになれば」と言う審査員・田中さんの言葉が印象的でした。
養蜂業の困難さの一つに、安定した品質を保ちながら生産することが挙げられるそうです。
来年の「ハニー・オブ・ザ・イヤー」ではどんなはちみつに出会えるのか?今から楽しみですね♪
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■取材協力
一般社団法人 日本はちみつマイスター協会
http://www.83m.info/
https://ja-jp.facebook.com/honeymeister.org