2015年07月08日更新
好きになればなるほど危険? ”共依存”恋愛とは。
「共依存」と聞いてもピンとこない人が多いのでは? あんまりいい恋をしてないな、って自覚はあっても「共依存」なんていうほどではないよね……なんて思っているひともいるかも。でも、気づかずにうっかりハマってしまうのが共依存の沼。正しく理解して、疲れる恋愛はもう終わり!
-
そもそも共依存って?
元々はアルコール依存症の症例で発見されたという「共依存」の症例。何かに病的にのめりこんでしまう原因には、もちろん本人の精神力もあるけれど家族や恋人がそれを無意識に良しとしてしまうって理由があるそう。金銭のやりとりや浮気などの行動で「支配する・される」関係を築いてしまうのだ。
-
共依存に陥りやすいのはこんなタイプ
共依存誰かに頼られるのが好き。愛されるより愛したい。不倫や三角関係に燃える。友達より彼氏!愛情はモノや行動で示してほしい。そんなあなたは既に共依存に陥っているかも。アイドルや趣味、ギャンブルなどにハマりやすい人も要注意。「好き」ってエネルギーを放出しやすい人ほど危ないのだ。ギブ&テイクの恋愛をしようとすると、共依存の危険はどんどん上がる。
-
どうしてハマる?共依存の沼
後ろ向き気づいてもなかなか抜け出せないのが共依存の沼。何かをしてあげると、相手を支配できるような気がしてしまう。「いくら貢いだから」愛してくれるだろう。なーんて、外から見ると不幸でも、やってる本人はしあわせだったりするのだ。ダメ男にどんどん貢いでボロボロになってるのに、「彼にはアタシしかいないから…」なんてニコニコしてる人、いるでしょ? かくいう私もそうだった。なけなしのバイト代を貢いで、ヒモ男を養っていたのだ…。実際、悲劇のヒロインを気取ってると感覚がマヒしてくる。そして、共依存の恋愛をしている人には、同じような友人がいたりする。怖いのは、女の子同士で共依存に陥ること。「ダメ男に貢いでる〇〇ちゃんを助けられるのはアタシだけ」なんて共依存の輪がどんどん広がってしまうのだ。
-
抜け出そう、共依存の沼。
ちゃんとした恋愛をしよう!って決めても、突然断ち切るのは難しい。断ち切れる精神力のある人は、そもそもほとんどの場合共依存には陥らない。スパッと目覚める場合だけじゃない、でもきちんと終わらせることができるのだ。
あなたが尽くしている側なら、「してあげる」のをやめよう。貢いでいたならお金は渡さない。我慢していた浮気は問い詰める。根っからのダメ男なら、向こうが逃げ出すだろう。借金を返してもらう、浮気相手と別れるなどの「オトシマエ」をつけるように言うのもひとつの手だ。もし彼も共依存から抜け出そうとしていれば、病院にかかるのもいい。たいていの場合、何らかの依存症を抱えている場合がほとんどだ。専門家に治療できるものもたくさんあるから、安心して任せればいい。
あなたが尽くされている側ならば、「してもらう」のをやめよう。自分にとって心地の悪いことをしてみることだ。相手が逃げていったなら、新しい相手を見つけてもいい。「される」ことは愛されていることとは別なのだ。 -
繰り返さないために
カップル一度共依存に陥ると、その心地よさを忘れられない場合も多い。誰かに必要とされたり尽くされたりといったことは、とても気持ちのいいこと。愛情が目に見えると、安心は手に入る。短期的な恋愛であればそれもいいだろう。しかし、結婚や子育てを考えた場合、ずっと続けていけるわけではないこともわかるはず。共依存に陥らずとも幸せな恋愛を見つけるためには、自分自身を好きになることがいちばんなのだ。